マスク


1.マスクについて

アイテムどうしが重なっている場合の編集や、複雑なモデルの修正では、正確にアイテムを指示することが困難です。

そこで、編集しやすいように、作業の対象にするアイテムを選択する機能があります。

この機能を’マスク’と呼びます。

マスクには、必要なアイテムのみを表示する方法(ディスプレイマスク)と、必要なアイテムのみを認識できるようにする方法(データマスク)があります。

    ┌ ディスプレイマスク(表示マスク)
マスク┤
    └ データマスク ┬ クラスセレクトマスク
               └ アイテムタイプセレクトマスク

マスクの設定には次の2とおりの方法があります。

・システムメニューの[アイテム]を指示すると、「アイテムセレクトメニュー」が、[クラス]を指示すると「クラスセレクトメニュー」が表示され、それらのメニューを使用すると、視覚的に確認しながら操作できるので便利です。

2.ディスプレイマスクとデータマスク

(1) ディスプレイマスク(表示マスク)
クラス単位で、必要なアイテムのみを表示します。
(2) データマスク
アイテムはすべて表示されていますが、必要なアイテムのみを認識できるようにします。
データマスクには、クラス単位とアイテムタイプ単位の2つの設定方法があります。
・クラスセレクトマスク
認識できるアイテムをクラス単位で設定します。
設定したクラスのアイテムのみが、それ以降の作業の対象となります。
・アイテムタイプセレクトマスク
認識できるアイテムをアイテムタイプ単位で設定します。
設定したアイテムタイプのアイテムのみが、それ以降の作業の対象となります。

両方の方法が設定されている場合は、クラスセレクトマスクの方が優先されます。
たとえば、「クラス番号3は認識できない」「線分アイテムは認識できる」と設定されている場合、アイテムタイプが線分でも、クラス番号が3のアイテムは、認識できません。